49%が「AIとロボットに仕事を奪われる」は本当か?

8月 31st, 2018 by admin

リクルートで「リクナビ」「就職ジャーナル」などの編集長を務めた前川氏は現在、「人が育つ現場づくり」を掲げて、研修やコンサルティングを手掛けます。「日本の労働人口の49%はAIやロボットなどで代替可能になる」という野村総合研究所の推計は、国内の働き手に静かな動揺を呼びました。しかし、そもそも本来の「仕事」と、仕事の顔をした「作業」が入り交じっていて、AIやロボットに置き換わるのは、主に「作業」の部分だと、前川氏はとらえているのです。変化に対応して、本来の仕事を生み出し、周囲を巻き込みながら結果を出していける働き手は仕事を失わないというのが前川氏の見立てです。昨今、良くも悪くも流行語になりつつある「生産性」はAIやロボットの導入論議とからめて語られがちです。しかし、「今の日本での生産性論議はやや本筋からずれている」と、前川氏はみています。疑問に感じる点は、「無駄をそぎ落とす」いう効率重視の意識が前面に出すぎているところだということです。

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